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花粉症の抗体療法(注射の治療)について

2021/02/25
今年も花粉症の季節となりました。

今回は花粉症の注射の治療についてのお話です。

先日TVで紹介されたこともあり、お問い合わせが増えています。
以下、昨年の内容と被ってますが、花粉症の治療についてのお話です。


花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の治療には
①薬物療法(飲み薬)
②点鼻薬や点眼薬、貼り薬などの外用薬
③舌下免疫療法
④抗体療法

があります。

このうち④の抗体療法というのが、いわゆる「注射の治療」です。


実際の注射はこんな感じです。(デモのキットです)


この注射を、1本~最大4本皮下に注射します。


抗体療法を受けるためには適応(その治療を行うための条件)があります。

・スギ花粉に対するアレルギーがあること
・これまで①、②の治療を行っても効果が不十分で、重症であること
・採血で非特異的IgEが30~1500IU/mlであること
・12歳以上で、体重が20~150kgの間にあること



※注射の治療がどのように作用するかについては、ゾレア®のしくみについてのホームページをご参照ください。
どのような機序で効果が出るのか等詳しく載っています。
リンクを張り付けておきます。(https://hajimete-xolair.jp/xolair/index.html



注射の投与量は非特異的IgEの数値と体重によって変わり、かかる費用もそれによって変わります。
ご興味がある方はぜひ一度ご来院ください。
(受付の際に、「花粉症の注射の治療について聞きたいです」と一言伝えていただければ幸いです。)



松下耳鼻咽喉科医院
行橋市行事7丁目12-1
0930-22-0063